お手ごろ10万円以下の3Dプリンター5選
3Dプリンターって業務で使われていて、何だか非常に高価なイメージがありませんか? 実は、最近は非常にお手ごろな価格になっているのです。今回は、10万円以下で買える3Dプリンターをご紹介いたします。
ダヴィンチ Jr. 1.0
3Dプリンターの中でも格安レベルである47,060円(販売サイト参照)で販売されている商品です。最大の特徴であるこの安さこそ3Dプリンター入門には最適であり、3Dプリンターとはどんなものか実際に使ってみるのにも適していると言える『入門機』にピッタリの一台です。
ダヴィンチ Jr. 1.0では、熱溶解積層法が採用されており、本体も非常にコンパクトで重量も15kgと机やしっかりとした作りの棚の上に置いて使えるレベルです。本体がコンパクトな分、造形できるものも最大15cmの立方体が最大サイズなのですが、入門機かつ個人レベルならば十分と言える代物でしょう。
公式サイトを見ると、簡単にできるメンテナンスや製品についての詳細がより良くわかるので、参考にしていただきたいです。
SCOOVO C170
SCOOVOの3DプリンターはこのC170でも92,664円(販売サイト参照)と決して安く見えないかもしれませんが、10万円以下でも買える3Dプリンターの中では珍しい国産メーカーという安心感が最大のお勧めポイントです。
SCOOVO C170はシルバーとブラックの2種類の色が用意されていますが、もちろん本体の色で性能に差が出ることはありません。熱溶解フィラメント製法の採用によりPLA樹脂ではなくPLAフィラメントを溶かし造形を行います。SCOOVOで指定されている純正フィラメントは品質も高くまだ色も豊富に残っているため、買うのならば今がチャンスと言えるでしょう。
公式サイトに製品の情報だけでなく、動画で設置方法や無料の3D配布データがあるのも好感触で一見の価値があります。
Value3D MagiX MF-500
このMF-500は3Dプリンターでも87,080円(販売サイト参照)とお手ごろではありますが、価格だけだとお買い得感がありません。ですが、実はMF-500には『かなりコンパクト』という絶対的な強みがあり、あまり広い場所を取りたくない時にお勧めの製品です。
ダヴィンチ Jr. 1.0よりもコンパクトであるため、同じ熱溶解積層法を採用しているのですが、造形できるのは最大10cmの立方体のものまでと、本体に合わせて小さくなっています。
公式サイトに製品カタログや、購入後に必ず必要なドライバ類があるため、しっかり確認いただきたいと思います。
ダヴィンチ Mini w
ダヴィンチ Mini wでは、USB接続とWi-Fi接続にまで対応しているのが特徴的です。同じシリーズのダヴィンチ Jr. 1.0がUSB接続のみでしたので価格は高いのかと思いきや、なんと37,118円(販売サイト参照)とこちらの方が1万円ほどお安い価格で、お手軽さを求めるならば断然こちらの方がお勧めです。
サイズはこちらの方が少し小さい程度で、ダヴィンチ Jr. 1.0で採用されていた熱溶解積層法も同じく採用しているため、性能的にはほとんど差がありません。大きく差があるのは外装の簡素化と詳細な設定ができるボタンのないところですので、ワンタッチで楽に行いたいのであればこちらの方が扱いやすくお勧めと言えるでしょう。
公式サイトを見比べると、簡素化されている点がわかりやすいので、参考になさってください。
ダヴィンチ 2.0A Duo
ダヴィンチ 2.0A Duoはダヴィンチシリーズ待望のABSとPLAフィラメント対応機種です。これまで紹介していたダヴィンチシリーズは、PLA樹脂を利用していた本当の入門機です。これにより値段は74,888円(販売サイト参照)と高くなりましたが、造形の品質は同じものを作ろうとしても向上するのが普通です。
SCOOVO C170ではPLAフィラメントのみに対応していましたが、こちらではABSフィラメントにも対応し、同じものを造形した時にどれだけ強度が違うのかといったテストにも使える勉強をしていくのに最適な製品と言えるでしょう。
難しい3DCGデータも公式サイトで無料配布されているので、ぜひダウンロードしてみてください。