3Dプリンターで作るフィギュアって何なの?
話題となっている、3Dプリンターを使ったフィギュア作りとはどのようなものなのでしょうか。家でもできるのか、業者に頼まないと無理なのか。今回は、そんな3Dプリンターで作るフィギュアについて解説いたします。
3Dプリンターではさまざまなものが造形できますが、自分そっくりなものやキャラクターものまで、フィギュアを作ることだってできてしまいます。ただ残念ながら、等身大のフィギュアは、ご自宅で作るのはかなり困難です。
どうしても小さいサイズの3Dプリンターしか用意することができませんので、しっかりとした図面が用意できたとしても、かなり小さいパーツとしてバラバラになっているものを量産し、組み上げていく必要があります。
また、色も人やキャラクターに合わせて塗らなければならないため、等身大のフィギュアを作るというのは無理があります。業者に頼んでも同じで、さすがに大きすぎ造形の手間がかかるため、ほとんどの業者が等身大のフィギュアは受け付けてくれません。
引用:3Dフィギュアの心斎橋Dスタ 大阪で3Dプリンターであなたの全身3Dフィギュアをつくります
心斎橋Dスタを例に挙げますと、このような写真のフィギュアを1体作ってもらうのに15cmから30cmまで選択でき、一番小さい15cmサイズで42,000円(心斎橋Dスタ公式サイト参照)の料金が発生します。
写真ですと2体のフィギュアですので、最低でも84,000円が必要となる計算です。高価にも思えますが、写真ではなく「モノ」として入学や結婚のお祝いに、このようなフィギュアを作るのがブームになっているのです。
どうやってそっくりなフィギュアを作るの?
ご自身やお子様そっくりのフィギュアを作りたいのであれば非常に簡単なのが、そっくりなフィギュアを作ってくれる写真スタジオや造形専門のスタジオに直接行くことです。当然お金はかかりますが、多方向から良いカメラで撮影してくれるため、より正確できれいな仕上がりのフィギュアが出来上がってきてくれます。
ですが、このようなサービスを行っている業者を調べても、近隣にそのような業者がないケースも多いでしょう。そのような場合には、前後左右4枚の写真をできるだけ良いカメラで撮影してデータを送ることで、4枚の写真から立体化したデータを作り出し、フィギュアを作ってくれるサービスを行っている業者もあります。
どうして前後左右4枚の写真で立体化できるか不思議ですか。ならば、人でも物でも何でも構いませんので、スマホのカメラで何か前後左右から撮影してみてください。画像だけ見ても、それがどのような物体であるかわかるはずです。
しかし、そのデータだけでは欠けてしまう部分があるため、スタジオに行きより多くのカメラでしっかりとした撮影を行った方が料金としては安上がりですし精巧に出来上がります。あくまでも4枚の写真を使った場合には、足りない部分は作業員の手により3Dのデータにする際、補う形で作られてしまうのです。
ですが、スタジオに行った場合でも写真データを送った場合でも、最終的には3Dプリンターで造形が行われ色は部分にあった素材を使い(もしくは手作業で塗り)、手もとに届くことになります。